誰も報告していないようなのでとりあえずしてみます。でも一時間くらいしか
いなかったから全体はわかりません。入廷したときは齋藤さんがプロセッサの
開発過程と費用を説明していました。質問側は弁護人。
ポイントは3つ。@詐欺で手に入れた助成金私利私欲で使っていない。A年度内に下りるはずの
助成金の一部が役所の都合(5か年計画)とかで、次の年度に払われることになり、
アメリカの会社に支払うための資金に困窮した。B助成金をもらうとき相手側から「最終的に
製品になればその途中の製造過程はそんなに気にしない(よく覚えてない)と言われたと齋藤さんが
発言。
どうやら今回は詐欺の情状酌量のようだった。でも、途中から裁判官がたまらなくなった
らしく「内容の重要性はわかるけど法律家なんだからその視点を忘れずに」と」注意
していました。問題はちょうど帰ろうとしたときにおきました。齋藤さんがBの発言
に関して「はっきりと覚えていますが、そのようにいわれました」って言った時です。
裁判官がちょっと切れ気味に「ちょっとまって。それじゃ詐欺にならない。相手も
共犯ってことになる。証人喚問しなきゃなんない。検察いいの?異議ないの?」って
まくしたてました。そゃそうだよな。で、弁護人は「詐欺については争ってない」
と申し立てても「じゃなんでこんな発言が出るの??」とご機嫌ななめ。まあ、
何とか「勝手に齋藤氏に認識があった」というところで落ち着いたけど裁判官の
心証悪くしたと思います。でも、実際は齋藤さんとNEDOの担当者の間に
相当信頼関係があって名言しなくとも認めてたんだということがはっきりしました。

とにかくプロセッサ開発には多額の資金が必要でその資金繰りは発狂するレベルだった
みたいです。本当に残念。資金さえあればこんなことにはならなかったのだ。

座席は9割埋まってたけど入れました。以上。