>>362
不確かであること、間違い得ることが問題なのではなく、問題が起こった際に何が原因なのかというトレーサビリティが欠落することが問題なのだ
人間は確かに良く間違い事故も起こす、だが人間の起こした事故の場合には問題はその人間の操作にあるというのが疑う余地がないので責任の所在が明確

それとヒューリスティックスを使ったものはアルゴリズミックなのと違い再現性に欠けるケースが圧倒的に多い
例えばだが、自動運転車で納品時だけでなく納品後の運用中にも学習を積み重ねるタイプの自動運転車が事故を起こした場合、
その責任は自動システムとしてのヒューリスティックス用ソフトにあるのかそれとも学習内容が(マニュアルにも注意されていない理由で)
偶然にその時点でのラーニング内容に対して不適切だったのか、どちらなのか曖昧になりメーカー側の責任が有耶無耶になる恐れがある

法と契約に基づいた現代社会においては、責任と・義務(とその対応物としての権利)の所在が明確であることが全ての根幹であり基礎である
だが自動運転車のヒューリスティックスは事故における責任や賠償義務の所在を曖昧にしかねないという意味で問題だと考えているのだ
アルゴリズミックならば一発でバグと切って捨てられるものを責任逃れの余地が生ずるということだ

>>363
> 従って交通事故が起きた場合被害者が車のオペレーターに損害賠償請求を行うという話はズレていると考える
> この場合請求先はメーカーかベンダーかプロバイダーか、あるいは三社をまとめて請求先とするべきだろう

それは事故被害者にとっては大変な負担になる
特にメーカーを相手に訴えるとなれば技術的な問題が事故の原因という立証義務が原告側に生ずるし
適正な賠償を求めようとすればメーカーとベンダーとサービスプロバイダーのどれのどこに事故の原因があるかを
原告の被害者側が立証せねばならなくなる

こんな立証義務が原告側に要求されては事故被害者に泣き寝入りしろと要求するのと同じ

事故の被害者に対する直接の賠償責任はオペレーターつまり自動運転車を稼働させているサービスプロバイダーに負わせるべきだ
メーカーやベンダーに責任があるとプロバイダーが考えるならばプロバイダーがそれらを相手に民事訴訟を起こせば済むこと