米、中国半導体JHICCへの製品輸出を制限 新たな火種に
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-semiconductors-idJPKCN1N32N0

米国 中国半導体企業JHICCに対して、技術等の輸出制限をかけました。
JHICCは中国製造2025の中核企業であり、
中国の半導体国産化計画の肝になる企業です。
中国で半導体を作ることは出来ますが、
半導体製造機器や検査機器、高純度のシリコンウエハーはほとんど作れません。
さらに、半導体の基礎技術はクロスパテントなどで保護されており、
米国のパテントを回避する形では製造が困難だと思われます。
このため、ZTE同様JHICCの生産の拡大はほぼ絶望的になったといえるでしょう。
また、G20での米中首脳会談が不調に終わった場合、
残る2750億ドルに対しても関税をかける模様です。
これで中国製品すべてに関税が掛けられることになり、
中国のグローバルサプライチェーンからの切り離しが進むことになります。
それに対して、
中国は、合成洗剤・ガス吸収剤・金属腐食防止剤・各種農薬用溶剤・医薬・化粧品
などの溶剤に使われエタノールアミンに反ダンピング課税をかけることを発表、
中国の持つカードはほどんどなくなっています。