ママは、AIで作った僕の声に騙された
https://www.buzzfeed.com/jp/charliewarzel/i-used-ai-to-clone-my-voice-and-trick-my-mom-into-thinking-1
BuzzFeed NewsがNetflixで配信中の「世界の“バズる”情報局」では、フェイクニュースのもたらす恐ろしい未来のようすを描いている。詳しくは、Netflixで。

Lyrebirdで作った声で母を騙せたうえ、それがAIの声だったと納得させるのも一苦労だった。
母は後日「そんなことができるなんて知らなかった。これっぽっちも疑わなかった」と筆者に話したのだが、彼女にとって音声やビデオの操作は、実在の技術でなくSFのようなもの、ということを思い出した。

現時点でLyrebirdの技術は、完璧にはほど遠い。しかし、気にならないレベルへと急速に進歩している。改善しつつあり、筆者の母親を騙せるレベルに達していた。これは恐ろしいことであり、Lyrebirdの開発陣も確実に認識している。

Lyrebird公式ウェブサイトの倫理に関する見解を掲載したページで、次のように説明されている。
「我々がこの技術を開示しないことにしたら、一体どうなるでしょう。ほかの人たちが同様の技術を開発するはずです。ただし、その人たちが我々のように誠実な意図で開発するとは限りません。
たとえば、その技術を特定の企業や、悪巧みをしている組織にだけ販売する可能性があります。
これに対し、我々は制限なく技術を提供しています。さらに、社会が受け入れて、メリットを良い行為に活用しつつ、悪用の芽を摘めるようにするため、段階的に提供していきます」(Lyrebird)