>>162
現在の量子コンピュータの速度を考えた場合には、指数関数的に改善が進んでいくでしょう。その点では、2・3年のうちに、ごく少数の人たちや、ごく少数の国が、量子コンピュータにアクセスすることができるようになります。

IBMでは、すでに20Qbitの量子コンピュータを提供できる環境を整えていますし、現在、50Qbitの量子コンピュータを開発しています。ここ数年で、誰が使うのかということを考え、決定しなくてはなりません。

IBMの企業文化や価値観は、発明するだけでなく、責任を持って導入するところにあります。クレイジーなやり方では導入はしません。
今の技術進化をとらえると、IBMが量子コンピュータを社会に対して最初に導入することになるでしょうが、その際には、大きな責任を持って、導入しなくてはならないと肝に銘じています。