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機械翻訳と音声認識の技術を組み合わせ、日常会話から様々な専門分野にも対応できる優れた機能の翻訳機が、やがて登場するだろう。

最後の難関は同時通訳だ。会話を機械翻訳する場合、現在は話し終えてから翻訳を始める逐次翻訳がほとんどだ。会話中にどうしても空白時間ができ、円滑な意思疎通を妨げる。文が長くなるときは、正確さを保ちながら短く区切って訳す必要もある。
情通機構は20年以降、同時通訳を本格的に研究する。同時通訳者の脳で起きている情報処理の仕組みも学び、25年までに開発にメドをつける考えだ。

外国語を学んでも、思うように話したりしっかりと聞き取ったりすることは、なかなか難しい。
言葉の壁を痛感している人もたくさんいるだろう。機械翻訳はその壁を取り払い、よりよい意思疎通を可能にしてくれる。そんな未来が見通せるようになってきた。

「人間で7時間かかる文章をわずか2分で訳した」

人間なら420分かかる。それがAIなら2分。人の210倍も高速。