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「トランスヒューマニスト党の一番の目的は、"死にたくない人が死なないようにすること"。
私たちがロボットになるのか、機械の中で暮らすのか。あるいはバーチャルリアリティの中かもしれない。新たな科学とテクノロジーで死を克服し、それを世界で共有したいと考えている」と話すゾルタン氏。
「トランプ大統領は科学とテクノロジーに対して十分なことをしていない。そのことを伝えるために出馬する必要があると感じている」と、次期大統領選挙にも意欲を見せた。

ゾルタン氏同様、トランスヒューマニズムを推進している「Humanity+」代表のナターシャ・ヴィータ・モア氏は
「テクノロジーは人間を変えていく。寿命も延びるし、機械とのシームレスな接続も実現する。人体に機械が入ることによって、様々な補完的な役割を果たす」と述べた。
 モア氏によると、そうした"進化"の中で変化するであろう社会や道徳をめぐる問題を考えるために「Humanity+」を設立したのだという。

「インターフェイスは基本的にはロボット、AIだろう。医療でも多くのテクノロジーを使っていくと思う。小さなコンピューターが人体に入っていって、不具合を補完していく。認知機能にもAIを使っていく。遺伝子操作もできる。
そこにAI、ロボットが入ってくる。ほとんどの人は、機械で進化していった時にどうなるのかという不安を抱えている。
つまり、機械が人間よりも賢くなる技術特異点(シンギュラリティ)の問題だが、それはもう少しの話で、その前にロボティクスによって、人間がサイボーグのように変化していくだろう。
トランスヒューマニズムでは、病気をなくし、寿命を延ばしていくことも私たちの活動の思想になっている。遺伝子を調整することによって、小児または高齢者の悩みを取り除くことも可能だ」。

 ゾルタン氏は、さらに先のことについて「トランスヒューマニズムは大きな傘のイメージで、人類を変える革新的なテクノロジーが全て含まれる。いま死んでしまった場合、クライオニクス、つまり人体冷凍保存をして、生き返る未来を待つだろう」とも語っていた。
7日(金)放送の『AbemaPrime』では、さらに人体の冷凍保存の最新情報について取り上げる。