脳研究でブレイクスルー。海馬に電極を埋め、記憶力を3割強化に成功。
http://sanfrancisco.cbslocal.com/2018/05/14/scientists-create-prosthetic-memories-brain-research/
人により海馬は、特有のパターンでニューロン発火し、いわゆるデジタルな単位として記憶を形成することが分かっている。
記憶形成なしでは、人は個性が失われる。アルツハイマーや脳梗塞などが例だ。
今回の研究は、複数人の被験者にあるゲームをしてもらい、記憶を形成する際、脳の発火パターンを被験者別に解析。
そのパターンを利用し、記憶を向上させるデジタルコードに数学的に変換し、
海馬に埋め込まれた電極にそのデジタルコードを出力、3、4割程度の記憶力向上が確認された。
今後は、再現性の検証のため同じ実験を行うとのこと。

なお、てんかん患者が協力。てんかん患者らは発作で脳の記憶能力が低下することが知られている。
脳のどこで発作が起きているのかを調べ、治療するため電極が頭に埋め込まれていたとのこと。