機械の相互学習がAIにおける指数倍数的な成長を促す
https://singularityhub.com/2018/01/21/machines-teaching-each-other-could-be-the-biggest-exponential-trend-in-ai/#sm.00001mm0ir94m8dqgsnkn3bhwmj2l

レイ・カーツワイルは人間の直線的な直感とは別に、指数関数的に伸びる曲線のような成長が技術開発の分野に生じていることを「収穫加速の法則」として20年前にエッセイで書いている。
コロンビア大学の機械工学ホッド・リプソン教授は機械が相互に学習することで、その成長度合いは「収穫加速の法則」が適用されると指摘した。
自動車メーカーであるテスラのCEOイーロンマスク氏は半自動運転車であるModel Sが人間のドライバーから凄まじいスピードで学習していると報告した。
ある所有者は自動運転していたところ、AIが高速道路の出口を一つ早く出ようとしていたのでドライバーが即座にハンドルを握った。その後、同じミスはしなくなったと言う。
Model Sは所有車であるドライバーから様々なことを学習し、その知識をクラウドで他の全てのModel Sと共有するのだ。
また、最近のアルファ碁ゼロの事例であるが、人間最強のプロを破った旧モデルのアルファ碁をアルファ碁ゼロは圧倒した。
しかもルールのみを教わってあとは敵対的学習をしただけなのだ。アルファ碁ゼロが100台生成されてそのシミュレーションのデータを共有すれば遥かに短い時間で済む。