スパコン詐欺事件 前社長が保釈
http://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20180524/0012179.html

スーパーコンピューターの開発を巡り、国の助成金6億5000万円あまりをだまし取った罪などに問われている東京のベンチャー企業の前社長が、24日午後、保釈金8000万円を納めて東京拘置所から保釈されました。

東京のベンチャー企業「PEZY Computing」の前社長、齊藤元章被告(50)は、スーパーコンピューターの開発を支援する国の助成金あわせて6億5000万円あまりをだまし取ったほか、
およそ8億5000万円の所得を隠したとして、詐欺や法人税法違反などの罪に問われています。
齊藤前社長は22日の初公判で詐欺については起訴された内容を認め謝罪していましたが、
その後、東京地方裁判所から保釈が認められ24日午後、保釈金8000万円を納めて東京拘置所から保釈されました。
齊藤前社長は午後2時すぎに黒っぽいスーツ姿で拘置所から出て、迎えに来た弁護士と一緒にタクシーに乗り込みました。
齊藤前社長が経営に関わった複数の会社には、国から総額100億円近くの助成金や融資が認められていましたが、
事件のあと60億円あまりが返還され、国側は起訴された対象以外にも不正がなかったか調査しています。