>>402
> 9条で守られてるのは自衛隊員を含む国民全員だろ

自衛隊員が9条のお蔭で戦地に出向かずに済んでいるという側面があるのは否定しないが
国民は9条で守られているわけではない
単に日本国民の生命財産を護るために武力による交戦を必要とする事態が幸いにも今まで発生しなかったというだけ
(それが発生しなかったことに関して9条は何の貢献もしていない)

> 憲法が作られた頃から自衛権は認められているわけだから
> 徹底的に自国を守れるように強化したら良いだけでしょ

現在の憲法は確かに我が国が自衛権を保有していることを否定していない(自衛権の放棄は憲法に記載されていない)
だが同時にあの憲法9条2項の「前項の目的を達するため」の後に読点「、」がある以上、この句は「陸海空軍その他の戦力」という
名詞句(体言)に係る連体句ではなく(もしも高校の国語のテストや大学入試でそんな読み方をすれば0点間違いなし)、
「(陸海空軍その他の戦力は、)これを保持しない」に係る連用句だとしか読めない(口語文法に従う限り)。

つまり「第1項という要件を満たすため、我が国はどんな軍隊も保有しない」としか読めないのだよ。これが日本語文である限り。
また第2項は上の直後に「国の交戦権は、これを認めない」とあるから、我が国は交戦権を放棄していることも明記されている。
つまり純粋な防衛活動(敵の軍隊が日本の領空や領土に侵略してきて我が国の国民を殺戮・凌辱していようとも)
我が国が交戦権を行使して戦闘し国民を護る活動を行うことは憲法が認めないということだ。

言い換えると現在の日本国憲法は、我が国の自衛権は認めるが自衛権を行使する手段として軍事力を使用することは
一切罷りならん、自衛権の行使は軍事力以外の手段(外交交渉とか非武装で国民が手を繋いで敵の前に立つとかの手段)で
行いなさい、と定めているわけだ。

こんな憲法9条で国民が護られてきたと思っているなら現実離れも良いところだね。
好きか嫌いかは別にして現実にはアメリカ組という世界最大最凶の893屋さんが後ろ盾だったから
我が国は何とかやってこれたのだよ。もちろん周囲を海で囲まれているという地理的条件も大きいが。