山口慎太郎のブログ
東京大学経済学研究科准教授。専門は労働経済学と家族の経済学。
Economic InquiryとJapanese Economic Reviewの編集委員も務める。

「AI失業」は起こらない
http://labor-econ.hatenablog.com/entry/2017/09/11/172329

今も昔も悲観論者の中にはテクノロジーが仕事を奪い、
街には失業者があふれると予言するものが少なくなかったが、
果たして実際にはどうなったか。
失業率は景気変動に応じて上下するものの、長期的な上昇トレンドにはない。
就業率でみるとむしろ上昇傾向にある。
こうした歴史を振り返ると、
テクノロジーのせいで失業者が街にあふれるといった懸念はあまりに極端で、
現実的ではなさそうだ。



こういう知識人でも
未来の姿を過去現在の延長線上でしか考えていない。

「歴史」の常識が通用しない新時代を過去の経験から推測するだなんておかしい。