http://wired.jp/special/2016/alphago-vs-sedol/
「AlphaGoは自分が知る限り範囲において、黒37手が賭けだと『知って』いた。AlphaGoは、『あの手はプロ棋士が選ぶような
ものではない』ということを理解していた。それでもより深く探究した結果、『プロならあんな手は打たない』という自らの最初の指針を覆してみせた」と、シルバーは言う。

AlphaGoは実際に、一流棋士が黒37手を打つ確率は1万分の1だという計算をしていた。それでも、黒37手を打つことを選んだ。

ある意味では、AlphaGoは自分で考え始めていた。開発者からデジタルな「DNA」に刷り込まれた碁の打ち方からではなく、
自身で学習したアルゴリズムにもとづいて決断を下した。「内省と分析というプロセスを通して、自分自身でそれを発見したんだ」
AlphaGoは実際に、一流棋士が黒37手を打つ確率は1万分の1だという計算をしていた。それでも、黒37手を打つことを選んだ。