人工知能(AI)技術で大量失業時代は到来するか?
恐怖を喧伝するオオカミ少年になるな 大阪大学名誉教授・猪木武徳
http://www.sankei.com/column/news/161006/clm1610060007-n1.html

>リカードの論理を数値例で解析した経済学者ヒックスは、
>「新機械の導入は雇用量を短期には減少させるが、長期には増加させる」
>という可能性を示した。分析モデルの組み方によっては
>「短期においても所得・雇用を拡大する効果がある」という推論も示されているから、
>「機械化は雇用を減少する」という主張の経済学的根拠は薄い。

>自動機械を導入したある工場で従業員が削減されたから経済全体で失業が深刻化する、
>という図式は、経済活動の相互依存関係を無視しており、新技術の導入によって
>新しい仕事(職種)が生まれることも考慮されていないのだ。

>経済現象の相互依存関係や経済学の論理から学ぶべきは、
>個別の企業で起こっていることと経済全体で生じる現象を区別し、
>単純な観念連合を信じ込まないということだ。