「2025年問題」をご存知ですか? 9年後この国に起こること。
このまま無為無策で過ごせば、日本はとんでもない事態に見舞われます。
社会保障の破綻、際限のない増税といった山積みの問題が、10年足らずで一気に表面化するのです。
これから10年間で、日本の人口は700万人減ります。
15歳〜64歳の生産年齢人口が7000万人まで落ち込む一方で、
65歳以上の人口は3500万人を突破する。
2025年の日本は、団塊の世代が75歳を超えて後期高齢者となり、
国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という、
人類が経験したことのない『超・超高齢社会』を迎える。
東京五輪が終わったあと、日本の姿は、今とは大きく変わっている。
働き方も、大変化に見舞われる。
厚生労働省のデータによれば、'00〜'10年の10年間で、事務職や工業系技術者は14%、
農家や漁師は30%、また土木作業者や建設技術者は40%も減っている。
一方、介護関係職員は倍以上に増加し、葬儀関係者も1・5倍に増えた。
この傾向は、2025年までにますます加速する。
若者が減り、老人が増える。何かを作る仕事に携わる人が減り、
介護や葬儀に携わる人が激増する。
もはや、国全体が老境に入ってしまったような状態だ。
しかも—。現時点でも、軽度のものを含めれば、
少なくとも820万人が認知症を患っているという厚労省のデータがあります。
それに基づけば、2025年には今の1・5倍、1200万人以上が認知症に
なっていてもおかしくありません。
全国民の10人に1人がボケている。そんな国が成り立つのか、
という疑問がわいてくるが、あと9年で画期的な対策が見つかるとも思えない。
特別養護老人ホームには順番待ちの長い列ができ、
認知症の特効薬ができる気配もない。
もはや策は尽きています。