■厚生労働省 ニートの実態および支援策に関する調査研究報告書

・あなたの家の暮らし向き
「ふつう」47.1%、「やや苦しい」28.0%、「やや余裕がある」10.8%、
「非常に苦しい」8.9%、「余裕がある」3.3%であった。
「連続一か月以上就労した経験」のある者は79.0%。
その就労経験回数は平均2.6回である。
経験した職種は「サービス職」「生産労務職」「営業販売職」が多く、
その雇用形態は「アルバイト」であることが多い(のべ雇用経験の64.4%)。
全体としては熟練を要しないアルバイト就労が目立つ。
なお一週間未満の就労経験は、全体の44.1%に見られた。

・ニート状態にあることに精神的な負担
「仕事をしていないとうしろめたい」82.8%、
「社会や人から感謝される仕事がしたい」82.5%、
「仕事をしていくうえで人間関係に不安を感じる」80.9%、
「どこでも通用する専門技能を身につけたい」80.4%であった。
80%前後がニート状態であることを「うしろめたい」
「世間体が悪い」と感じており、
ニート状態にあることが精神的な負担になっていることがうかがえる。