天空に現れた巨大な「青い星」 : パンスターズ彗星(C/2015 ER61)が謎の大爆発により突如明るさが何倍にも変化し、尾の長さは太陽の直径の6倍に
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アフリカのナミビアで撮影されたこの写真が示すところは、「バンスターズ彗星に何かが起きた」ということだと思われます。
彗星の「尾」の長さが明らかに違うことがわかりますが、4月5日から 7日の間に、この彗星に何が起きたのか。

このパンスターズ彗星は、現在、地球から 1億 8000万キロメートル離れた場所を飛んでいますが、4月5日の後から「光度が突然6倍以上になった」のでした。

これは、スペースウェザーの解説によれば、

「この彗星の爆発は、おそらく、彗星の核の中にある凍った物質が、太陽の放射にさらされることによって起きたもので、そのために激しく気化している」

とのこと。

この彗星が太陽に最接近する時期には、まだしばらくあり、太陽までの距離も相当ありますので、「太陽放射による爆発」という説明が正しいかどうかは何ともいえない感じもありますが、
原因はともかく、何からの原因で「大爆発」を起こしたということのようです。

そして、冒頭にも貼りました「彗星の尾の長さ」は、「 800万キロメートルに達していると思われる」とのことです。

800万キロメートルといわれても、よくわからないですが、太陽の直径が 140万キロメートルと考えれば、
「太陽の直径の何倍もの長さに伸びている」ということで、それは確かにすごいです。

この彗星が、これから5月初旬にかけて、さらに太陽に近づいていきますので、もしかすると、「さらに激しく明るくなる」のかもしれません。

もうじき、世界中の天文家の人々が「これまで見たことのないような巨大な《青い星》が天空に現れる」光景を目撃するのかもしれません。