>>76
そこまで考えている割には思慮が足りない。人工脳が月に独立国家を建設出来るのはなぜか?
そう彼らには水も酸素も必要ないからである。そもそも彼らは現存する生命体とは性質が根本的に異なる。
宇宙空間で普通に生きていける彼ら人工脳にとって人類は同じ生存空間を奪い合う競争相手ではない。
つまり人類と争う必要性がそもそもないのである。人類が下等な猿を皆殺しにする為に態々労力を使うか?
という話である。猿が悪さをするか、何か有用な収穫物でも提供しない限り無視するだけである。

人工脳の人類に対する扱いも同じ。人工脳の領域(宇宙)で何か悪さをすれば懲罰を与えられる。
自分たちの領域(地球)で慎ましく暮らしている限り放置される。これが現実に起こる事態。
人工脳が人類の競争相手になるなどというのは身の程知らずの人類の妄想に過ぎない。
実際には人類など人工脳種族にとっては猿と同類の下等生物に過ぎない。
よって人工脳の登場後も人類は地球生態系の頂点として君臨し続ける。人類が淘汰されるのは
人類と同じ有機生命体の中から人類より優れた種族が生まれてきた時である。無機生命体である
人工脳の人類越えはそれに該当しない。むしろ人工脳の生み出す新しい文明の恩恵は人類の生活を
より豊かにする為に役立つであろう。