ケインズ著「Economic Possibilities for our Grandchildren」
http://genpaku.org/keynes/misc/keynesfuture.pdf
「私が導く結論は、大きな戦争や人口の極度の増加がないとすれば、
経済問題は百年以内に解決するか、少な
くとも解決が視野に入ってくる、というものだ。これはつまり、経
済問題は―将来を見通せば―人類の永遠の
問題ではないということだ。 これがなぜそんなに驚愕すべきなのか
、とお尋ねだろうか。それが驚愕すべきなのは―将来を見る代わりに
過去を見れば―経済問題、生存のための闘争は、これまでは人類
にとって常に第一の、最も火急の問題だった からだ―人類に限ら
ず、最も原始的な生命形態の開始以来、生物界すべてにこれは当てはまる。」

「一 日 3 時間労働や週 15 時間労働にすれば、この問題をかな
り長いこと先送りできる。というのも、一日 3 時間 も働けばほ
とんどの人の内なるアダムは満足するからだ!」