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西日本の大地震発生確率を算出 GPSデータから地下のひずみ分析
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210911/k10013254001000.html
地殻変動が専門で京都大学防災研究所の西村卓也准教授は、GPSの観測データから、
内陸地震を引き起こす「ひずみ」がどの程度蓄積しているのか分析し、西日本で大地震の発生確率を算出しました。
30年以内にマグニチュード6.8以上の大地震が起こる確率は、
鹿児島県と宮崎県、それに熊本県と大分県のそれぞれ一部からなる九州南部で31%〜42%となりました。
活断層の調査に基づいて同じ地域区分で算出している政府の地震調査委員会の結果は7%〜18%で、今回2倍以上高くなっています。
また、四国でも20%〜28%と地震調査委員会の結果の2倍近くとなるなど、多くの地域でGPSに基づく確率が高くなりました。
西村准教授によりますと、九州南部などでは活断層があまり見つかっていなくても、GPSからひずみが蓄積している地域がわかるため、
比較的確率が高くなる傾向になったということです。
西村准教授は「活断層で見えなかったリスクがGPSで見えるようになってきている。活断層の調査に加えてGPSのデータも活用し、
地震対策につなげることが重要だ」と話しています。