「美容における脂肪の役割」

脂肪酸 Fatty Acid は皮膚常在菌の餌なので、
特に脂漏性皮膚炎では問題になる。
脂漏性皮膚炎では常在菌が最終的に作り出す脂肪酸のオレイン酸が問題を起こす。
そのため、脂肪酸ではなく同じく人体の皮脂の成分であるワックスエステルを使えば常在菌の餌にならず、オレイン酸が作られずに油分を補うことができる。
ほとんどの油は脂肪酸で構成されるが、主に入手しやすいものではホホバオイル(他にもあるが)のみがワックスエステルで構成される。

脂漏性皮膚炎でなくともオレイン酸は皮膚を荒らし剥がすので肌の問題を起こしやすいとされる。オリーブオイルに特に豊富。脂漏性皮膚炎がなく肌に合えば、軽いピーリング作用があるかもしれない。

オメガ6 炎症系と オメガ3 抗炎症系があり、これらが人体が必要とする必須脂肪酸で、オメガ6は多くの植物油ではオメガ3より多いので
オメガ3が多いものが貴重になる。
その貴重な植物油とは主に健康油として知られる
亜麻仁油(フラックスオイル)、しそ油(エゴマ油のことでゴマ油ではない)、インカインチオイル(グリーンナッツオイル)となる。どれも独特の植物的な匂いと味がある。しそ油はおそらく油を抗酸化させるビタミンが少ない。

ヘンプオイルは3と6共にかなり豊富な油という特殊性があるが、6の方が多い。
美容において最近ヘンプで注目されているのは、オイルではなく抗炎症系の成分CBDなので、インキーリストのヘンプオイルが注目的ということはない。ただしそれが好きなら安い。