≪当機構の考え方≫
 当機構では、今回の株式会社ジョンマスターオーガニックグループの措置について、次のように考えています。

購入した経路を問わず、返金を望む消費者に対しては、返金が認められることになり、
またそのことについて事業者のウェブサイト上で周知していることは、当機構からの要請に沿った内容であり、一定の評価はできると考えます。
但し、次の点において、今回の措置は消費者の被害回復として不十分な内容と思われます。
@返金の条件として、旧ラベル(誤った表示ラベル)の貼られている製品が必要となる点については、
既に自主回収対象期間から相当な時間が経過し、使用後の空となった旧ラベルの製品を現在も保管している消費者は少ないと思われ、
こうした旧ラベルの製品を既に廃棄してしまった消費者は、返金が受けられないこと。
A2017年9月21日の事業者HPに掲載された「製品の自主回収に関するお詫びとお知らせ」以降、
既に多くの消費者が正しい成分表示の貼られた同商品と交換されていると思われますが、
その時点では交換以外の他の選択肢は無く、やむを得ず交換に応じた消費者もいると考えられ、そうした消費者は、今回の返金の対象とはならないこと。
従って、当機構としては、今回の株式会社ジョンマスターオーガニックグループの対応をもって当機構の要請事項が実現したとするのではなく、購入者の反応を引き続き注視したいと思います。