いやはや、何処にもおわすのは強者ばかりとはあなたまげたり
拙者は今年度よりこすめ道に足を踏み入れし若造故道理がちっともわからぬのでな
母上より賜った肌染粉や色付眉筆すら手に余る有様よ
今は禄の少なさに袖を濡らしながら、脇差を携えるが如くくうぽんを忍ばせて薬屋に冷やかしに向かう日々でござる

拙者は生まれつき野武士故色黒肌でな、まるで里芋の皮を被っておるみたいなのじゃ…城下街に行き交う白磁の肌の武士達がまっこと羨ましうてたまらぬ、しかしいかなる漢方を用いれば美白効果を得られるのでござろうか?藩校の武士達と比べてしまいこんぷれっくすなのじゃ
すれっどの身分高き猛者達に聞き申すのも無礼千万であるがどうか許されよ