47都道府県x4周の観戦旅
第30回 岩手県A

時代は遡りますが、2017年7月の選手権岩手大会、 金ヶ崎町の森山総合公園野球場も思い出深い。
ここは東武本線金ヶ崎駅から徒歩なら40分はかかる。
もちろんバスなどありません。
前日福島県の白河グリーンスタジアムで観戦して、新幹線で北上まで移動し、北上駅近くに泊まった私は
金ヶ崎駅まで来て歩く予定が、ついタクシーを利用しました。1320円。
ただ失敗したのはコンビニなどで昼食の弁当を買っていなかったことです。
もちろん自動販売機なので飲料は補給できるけれども、食べるものが食べられなかったからどうしようと思いました。
が、野球場には焼きそばやたこ焼きを売っている屋台が出張販売していたので助かり、これを活用したものです。
とにかく屋根もない 野球場で3試合あります 。
とにかく暑い日でいかに暑さを凌ぐかということが課題でした。
第一試合でも JK がスタンドの脇で 暑さでバテて座り込んでおり、それを先生が段ボールの切れ端で風を 送っていました。
私は とにかくこういう時は水分も食べるものも我慢せずにこまめにでも取るということを実行しました。
売店では焼きそばの大盛りも食べましたが、それだけではなく時間をおいて マヨタコも買って食べました。
たこ焼きの中にマヨネーズが入っているのですね。
かき氷も売っているからこれらも買います。
また野球場の外にある自動販売機は500ミリリットルのペットボトルが次々と売り切れていきます。
私は知恵を絞ってならば野球場からほんの少し離れた陸上競技場の方に行きました。
陸上競技場では何もやっていません。そこにも自動販売機があるので 行ってみると、果たしてまだ売り切れていないので買い込んだものです。
しまいにはこの陸上競技前の自動販売機も売り切れになっていくのですが。
このようにして3試合耐え抜いた私は当時の書き込みを見ると、本当に暑いのに元気だったなと思います。
ちなみにこの日この球場に救急車なら5〜6台は来たでしょうか。
救急車が足りずに消防車のような緊急車両が来たこともありました。
皆熱中症で倒れるのですね。
陸上競技場前の自動販売機に飲料を買い求めに行くと、どいてどいてと熱中症で倒れたJKを担架で運んで救急室に運ぶシーンも見ました。
そんな中でなんとか元気に耐えられたわけです。
第3試合の大槌高校は選手が10人しかいませんでしたが、センターが暑さで倒れ、試合中断して復帰、
すると今度はファーストも倒れといった具合でした。
試合が終わった後、敗れた大槌高校の選手はグラウンドの外の芝生の木陰で仰向けになって倒れ、
それをJK が介抱するといった具合でした。
本当にお疲れさん、よくやったと思いました。
これを見たら私は暑さを敵に回してはならない、暑さと仲良くすることだと思いました。
そして金ケ崎駅までの徒歩40分の暑い道のりは、夕方だったから少しは和らいではいたものの
この彼ら選手や応援する人たちの頑張りを目にして、豊かな思いで充実感に 浸りながら、
歩いて行ったことを今でも覚えています。