羽生結弦にとっての五輪とは「人生そのものです」 未来もかけて金メダル
2/27(火) 11:13配信
デイリースポーツ
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 平昌五輪の日本代表選手団が27日、東京・六本木で帰国報告会を行った。フィギュアスケート男子で66年ぶりの連覇を達成した羽生結弦が姿を見せると大歓声がわき上がった。
羽生は今大会を「スケート人生だけじゃなくて、今までだけじゃなくて、これからの人生もかけた結果が金メダルだと思う」と、過去だけではなく、未来も自分もかけた成果だったと振り返った。

 司会を務めた松岡修造によると、一般公開されたこのイベントには前日午後10時から並んだファンもいたという。そうした熱心なファンが羽生の金メダルを喜んでいることに、
「喜んでくれてうれしいですし、それが自分の喜びにもなっているので、ありがとうという言葉を一番伝えたい」と感謝していた。

 五輪とは何か、という哲学的な松岡の問いには「人生そのものです。すべてをかけました」と答えた。
「足がどうであれ、気持ちがどうであれ、心臓がどうであれすべてをかけないと勝ちきれないと分かっていたので。それを勝ち取ったのも自分の人生だと思うし、人生のすべてがそこにかかったなと思います」と強調した。

 右足首の負傷も気遣われたが、「靱帯だけだったらすぐ治ったと思うんですけど、いろんなとこ痛めすぎて、どこだか分からないんですけど、休みたい気持ちはあります」と本音も漏らした。
ただ、休むといってもそれは治療を意味している。「治療って簡単なものではないですし、リハビリも大変なんで苦しみながら頑張ります」と前向きに語った。