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日蓮の言葉に、「悪からんは一定、良からんは不思議」とあります 鎌倉時代は激動の時代であった事から

戦や疫病で死ぬのは普通であり、生きている、変わらず暮らし続けて居られることは珍しく不思議だと説かれ
この妙法を信じる功徳の広大さと無量無辺さを説かれています

逆境と言うのは、自分の生命が直面する人生上での試練のことです

仏教より低位で狭量な教義の神道やキリスト教でさえ、乗り越えられる試練しか与えられない、と説いています

数年前の海外の記事で典拠は忘れましたが 一流大学を出ても就職が出来無い人と、勝ち取った人が居る
この2つの人生には何の差があるのかと言う心理学的な分析でした  数千人の統計の結果で分かった事は

人生の内で、自分自身の努力では決められず勝ち取れない要素が全体の、六割から七割あると言う事でした
つまり、地縁、血縁、知人、親戚などの人とのつながり(助縁)と、持って生まれた運(福運)と言うものでした
意外にも、幸と不幸を別ける要因は、自分自身の中にあったものだった訳です

日蓮の開いた妙法は日蓮宗ですが、そのまま正しく、現在の創価学会の信仰の根幹に継承されています

この信仰からの視点では何を要とするか  信仰による仏縁で、強力な助縁となり、福運も倍増するものです
人間を鍛えて、仏性を開花させる 人格を鍛えて、人間らしい生きる喜びを味わえる境涯になれることです

釈迦の残した法華経には安楽行品があり、日蓮の解説では、難来たるを以って安楽と心得るべき、と説きます
悠々とした仏の生命を胸中に築き上げてゆきつつ、いかなる逆境でも、障りでも、魔でも、乗り越えられる境涯
これが獲得、体得できるのが、この信仰なのです