ESG投資「バブルの恐れ」 情報開示が不十分 BISエコノミスト
9/20(月)

企業や政府が地球温暖化対策に関連する事業の資金調達のために発行する「環境債」など、
ESG関連資産への投資は急増している。
2016〜20年に全世界の投資額が約3割増え、35兆ドル(約3800兆円)に達したとの試算もある。

BISエコノミストは「経済や社会の根本的変化に関連する資産は、当初の投資ブームが終わった後に
大幅な価格調整を迎える傾向がある」と、価格急落のリスクを指摘。
その代表例としてITバブル期のインターネット関連株や、08年の世界的な金融危機の
一因となった米住宅ローン担保証券(MBS)などを挙げ、
同様の事態がESG関連の株式や債券で発生する可能性があると分析した。