本腰に温暖化対策を次の総理大臣に期待したい。安倍総理は、賛否あって安倍嫌いの人達は
獲物をいじめて追い詰めるみたいな心情になっていたように見えるし、右翼的な人には希望の星
みたいな存在にあり続けたのだろう。私のようにマクロ経済政策を重視する者としてはバブル崩壊
後ずっと基調が弱かった日本経済を本腰で支えようとしなかった金融政策を二十数年目にして
やっと本格的に動員したのは評価したい。格差拡大をもたらし景気を冷やし消費を減退させる
消費税増税をやって第二の矢が逆を向いて国民にぶっ刺さった。二度の選挙で必死に財務省に
抵抗して更なる増税を延期したが、とうとうなぜか抵抗しきれず、てかなんで総理が抵抗するのか
謎だが、二度目の増税して経済が底ぬけ、そこにコロナ禍の第二撃で今に至る。で、肝心の温暖
化対策は、麻生政権から民主党鳩山政権、菅政権にかけて決まった太陽光などの固定価格買い
取り制度以来何も前進がなく、太陽光設備の価格低下と国民負担の軽減という理由で毎年買い
取り価格を下げるだけだった。今年になって石炭火力発電所を100箇所閉鎖して輸出もやめるか
もみたいな話で少し前進したが、全く足りない。次期総理は近々解散総選挙を打つだろうが、とに
かく本腰で温暖化対策を大きく進めてほしい。