【シリーズ エネルギーを考える】「再エネ優等生」でもCO2は減らせない

ドイツの脱原発政策は、全原発を停止する期限を約3年後に控え、ほころびが目立つようになってきました。政策決定当時のメルケル政権は、2010年10月に決めた原発の運用期間延長への批判が高まっていた中で、11年3月に発生した日本の原発事故を受けて、今度はまったく逆に舵を切り、嵐のように脱原発に向かいました。
しかし、原発のすべてを22年末までに停止することと、原発分の電力(当時約20%)を風力などの再生可能エネルギーで置き換えることは決めたものの、それをどう実現するかについてはまったく考えられていませんでした。
もともと無計画な政策ですから、リミットが近づくにつれ、ほころびが出てくるのは当然といえます

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/190925/mca1909252219026-n1.htm