>>340
通常、出荷前に不良製品が6%もあれば、在庫品は全数検査になる値である。
主力製品の納入後1年の故障率が6%あると経営に影響が出るような減益は避けられない。
特に、ブランドとしての信頼性を失うことでの売り上げ低下による影響は大きい。

故障率は部品や製造上の要因による初期(初期故障期)に大きくなり、その後しばらく(偶発故障期)は低くなる。
そして、劣化(摩耗故障期)により上昇し始める。

電力系製品のインバータは寿命があるので、ある稼働時間に達すると故障率があがる傾向がある。
よって、電車などの電力素子は定期的に交換されている。

この製品は10年保証なので、磨耗故障期が10年以上であれば問題ないが、それ以前である可能性がある。
6%の初期故障率は設計時にMTBFの算定を誤った製品なので、製品の信頼性に大きな問題があることは否めない。