九電管内 余剰再生エネ、5電力に初の融通 太陽光増加で
https://mainichi.jp/articles/20181004/k00/00m/020/119000c

・経産省認可団体が明らかに 「出力制御」可能性が高まる

全国規模で電力需給を調整する経済産業省の認可団体「電力広域的運営推進機関」は、九州電力管内の再生可能エネルギーで発電し余った電力を他電力会社に送ったと明らかにした。

九州では太陽光発電が普及、需給バランスが崩れ大規模停電(ブラックアウト)を起こしかねないため。秋には需要が低下していくのに対し、
晴天が続いて太陽光の発電量増加が見込まれており、九電が需給調整のため再エネ事業者に供給を一時停止させる「出力制御」が現実味を帯びてきた。

機関によると、余剰電力を送電したのは1日午前9時〜午後2時半。九州と本州を結ぶ送電線「関門連系線」を通じ関西、中部、北陸、中国、四国の電力5社に最大計112万5000キロワットを送った。
同機関が再エネの余剰電力を電力会社間で調整したのは2015年の発足以来初。