>>229
国内は、国立公園・国定公園の立地上の制約の問題もあるけれど、
日本の地熱は、運開しても噴気量が徐々に落ちてきて、
補助金の名目付けてようやく、後から生産井、還元井を追加して掘ってたところが多かったから、
まだ技術的にも課題があるのかと。

「地熱発電の買取価格についての要望」(2012/3/19 第3回調達価格等算定委員会にて 日本地熱開発企業協議会)
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/003_07_00.pdf
(最後のページが象徴的)

前世紀末にMETIの地熱予算が絞られて、原子力に持ってかれてしまい、
・バイナリーのコスト低下研究(バイナリーは八丁原だけだったか?)
・涵養井(地上から水を注入して、地下水不足を補う井戸)の精度開発
・地点開発自体
も減っちゃった。

「経産省が対策に乗り出す「怪現象」、地熱発電の出力が下がってしまう」(2013/10/22 ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1310/22/news082.html

3.11以降、地熱予算が復活して、涵養井の技術開発の必要性は、
METIも開発事業者も分かってはいるようなんだけど、
今建設中の山葵沢は、ダブルフラッシュになるとはいえ、
なんかまだ涵養井はないみたい。

「2019年運転開始へ クリーンな国産エネルギーに期待高まる Jパワー参画「山葵沢地熱発電所」の建設着々!」(2018/2/19 産経)
http://www.sankei.com/life/news/180219/lif1802190001-n1.html