和歌山・有田川町 ダム放流ムダなく、利益毎月400万円
http://mainichi.jp/articles/20161002/k00/00m/040/093000c

和歌山県有田川町が、既存のダムに新たに設置した小水力発電所が大きな成果を上げている。
川の流量維持のためダムが常時放流している「維持放流水」を利用し、利益は毎月400万円近くに上る。
国内ではほとんど利用されてこなかった水流に着目した町の担当者は、
「今までエネルギーを捨てているようなものだった。利益はエコの取り組み支援に充てたい」と意気込んでいる。

町営発電所の年間発電量は、一般家庭約330世帯分に当たる120万キロワット時以上。
再生可能エネルギーとして電力会社が20年間全量を買い取る制度を利用しているため、
町は7年ほどで事業費を回収できると見込んでいる。