私の考えた永久発電機の原理を述べます。発電機とモーターの構造はよく似ています。
工作の時間に自作のモーターを作った人は多いでしょう。
発電機は自転車についている発電機を分解すれば分かりますが、
モーターと同じような構造です。中心軸に永久磁石をつけて、
その回りにコイルを巻いた鉄片で囲んだ構造です。
コイルに電流を流すと回転を始めるのがモーターで、回転軸を回してやれば
コイルに電流が発生するのが発電機です。どちらも永久磁石を使っています。
一度磁力を持たせたら、使っても磁力は減りません。ゆえに永久磁石というのですが、
これは固体であるために、中心軸やら回転による摩擦の抵抗力が強くて、
外部から回転力を与え続けないと止まってしまいます。
入力に大きなエネルギーが必要です。この永久磁石に抵抗摩擦の少ない流動物質を
使ったら、どうなるでしょう。例えば、ペットボトルに煙草の煙を閉じ込めておいて、
ストローで僅かに息を吹き込めば、中の煙は渦を巻いて回転を始めます。
息を吹くぐらいの小さな入力を続ければ、ペットボトルの中では煙は回転し循環を
止めることはありません。
磁力は固体にしか持たせられないことはないと思います。
液体や気体にだって磁力を持たせることは出来るかもしれないし、
出来なければ粉末状の固体を液体や気体と混合してもいいのです。
これをトーラス構造の容器に密閉して中を真空にして、回転渦巻きを発生させることで、
回転する磁性体が出来ます。その回りをコイルを巻いた鉄片で丸く囲めば、
コイルの両端から電気が発生するはずです。
意図的に止めなければ、そのままずっと発電し続けるでしょう。
簡単な原理ですから、工業用の大きなものから、家庭用の小型の発電機や、
車に乗せれば、そのままチャージのいらない電気自動車になります。