>>35
現在、高給で校正の正社員を抱えている出版社は少なく、多くの出版社が内職のような外注に校正を任せているというのが実情。
だから、そういった出版業界の構造的な問題もあり、校正の質を上げるというのは一朝一夕には難しいと思う。
将来的には、校正はAIにやらせるのが主流になるかも知れない。

ゲームの歴史の場合は、一個人の感想文に「ゲームの歴史」というタイトルをつけてしまった編集者の能天気さと、調査や取材不足のまま原稿を書いた著者の認識の甘さに責任があると思う。

>>37
電子書籍の場合、本の利用が購入サイトに縛られていたり、本が所有物でなく事業撤退で読めなくなる可能性もあるため、一般の人たちにアンケートを取ると「紙の半額以下なら購入しても良い」という回答が一番多くなる。

10年以上電子書籍を利用している自分でさえ、やはり紙の半額以下が妥当だと考えているので、電子書籍を広く普及させるためには、この価格の問題をどうにかする必要があると思う。

自分の場合は、値引セールでKindle本を購入することがほとんどなので大半の電子書籍は半額以下で購入しているけど、まだ電子書籍の値引セールを知らない人も多そう。

あと、漫画家の佐藤秀峰さんによると、電子書籍の契約では出版社のロイヤリティとは別に「業務委託手数料」というものが発生し、出版社側から手数料が二重取りされるような仕組みもあり、紙の本より著者の取り分が減ってしまうなんてこともあるらしい。
こういった怪しい契約書を見せられて、電子書籍に不信感を持っている作家もけっこういそう。