自分はジャンプ系の作品が性に合わないんだけど、仲間のためには命をかけるとか、
力で相手をねじ伏せるのが正義、みたいな極道的発想が好きじゃない。
(そういう連中の集まりは、大抵、内部抗争で分裂したり自滅したりすることが多い)

蛭子さんなどは個人主義(自分勝手)の人で、自分の都合で嫌なことはいつでも断れ
る友人じゃなければ、それは友人じゃないと言っているけど、自分も仲間意識とか絆に
縛られてがんじがらめにされるのは好きじゃない。

ジャンプ系の作品でも、勢力争いの中で各人が仲間を裏切ったりしながら離合集散し
つつ話が進んでいく「ゴールデンカムイ」はけっこう人間関係がめちゃくちゃだし、主人
公の能力が低く自分に足りない能力を補うため、敵のネイバーとも手を組む「ワールド
トリガー」なども、ジャンプ系特有の押しつけがましさから距離を置いているし、これら
作品は、感情ではなく合理性で判断する登場人物も多いため、割と好きだったりする。