はっきり言って、漫画を読む人なら電子書籍端末は贈り物として向いていません。

まずPaperWhiteを始めとしたKindle端末ですが、「マンガモデル」という名前を勘違いされているんだと思いますが、漫画用としては向いていません。

元々Kindle端末は小説などのテキスト系書籍のための物で、
そういった書籍には色々なメリットがありますが、
漫画などのイメージ系書籍の場合は表示が電子インクでモノクロのみになる、
標準搭載の辞書類が使えない、リフレッシュのためにページ送りの度に画面がチラつく
などのデメリットがあります。

そのため、普通はAndroidやiOSなどのタブレットに専用アプリケーションをインストールして使う事が多いです。

ただ、Kindle端末には価格が安い、充電が長持ちするなどのメリットもあるので、
デメリットがあることを承知の上で使う人が居るため、
そういう人のために一冊当たりのファイル容量が大きいイメージ系書籍をダウンロードできるように
ストレージを大きくしたモデルが「マンガモデル」です。

購入した本人がデメリットがある事を理解した上で使う分には問題ないと思いますが、
人に贈るとなると、その人にもよりますが、
最悪「デメリットのある安物を贈られた」ということになりかねません。

また、Androidなどのタブレットにしても、
電子書籍は購入したサイトの専用アプリケーションでしか読むことが出来ませんので、
購入するサイトを決めると使用するアプリケーションも決まってしまいます。

そして利用者が何を読むのか、何を重視するのかによりどこのサイトが良いのかが変わってきます。

なので、利用者にとって一番良いのは自分でどこのアプリケーションを使うのかを決める事ですが、
そうなると端末機だけ贈って「後は好きな所で本を買って」という事になり、
贈り物としてはどうなのか、ということになります。

ですので、電子書籍が良いのなら一緒に端末機を買いに行って、
アプリケーションも一緒に選ぶ、という方法にするか、根本的に考え直す方が良いと思います。