【ハエvsハエ】10億匹のハエでハエを根絶、放射線を照射してオスを不妊化。

科学者たちはこの寄生虫を阻止する方法を発見した。
放射線を照射して不妊化したハエを毎週数百万匹ずつ放すことで、
米国から中米までのラセンウジバエを根絶したのだ。
交尾するオスが不妊であれば、新たなラセンウジバエの幼虫は生まれない。

1つの地域が不妊のオスばかりになれば、最終的にハエは死滅することになる。
この手法は「不妊虫放飼法」と呼ばれ、ザンジバル諸島のウングジャ島から
ツェツェバエ(アフリカ睡眠病を引き起こす寄生虫を媒介するハエ)を
根絶するなど、人間の健康を守るためにも利用されている。