西之島の溶岩流の特殊性というのはsio2の質量比が60%に近い溶岩がゆっくりと何日もかけて海岸線に辿りつき、さらに高い流動性を保ったまま海に流入し続けるというもの

普通溶岩が地表に出ると一日に数百度も表層の温度がさがり、内部も数十度づつ下がっていき、結晶化が進み流動性は失われていく

高温だったり水を多く含んだり、一日の噴出率が、高めの粘性を押しのけるほどの噴出量だったりした場合は溶岩が比較的高い流動性を持つが、西之島の溶岩流は爆発的噴火をしないから水分が多いという線も考えられない