>>73 続き
Eのスコシア(スコルティア)プレートについて説明します。
スコシアプレートは地図を見てわかる通り、カリブプレートと共通性が高い物です。
共に南米プレート下に潜り込んで、南米プレートを支えるような働きをしています。
また、カリブプレート同様、大西洋プレートがスコシアプレートに潜り込んでいます。カリブプレートもスコシアプレートも「古太平洋プレート」であり、半陸半海の軽い海洋プレートである事がわかります。
また、島弧を形成するという性質も共通しています。
スコシアプレートは太平洋から大西洋に進出して行った事は、南米プレート南部が大きく湾曲している事を見るとよくわかります。
つまり、スコシアプレートはナスカプレートもしくは西南極海プレート(西南極海、南極海の太平洋側。「古太平洋プレート」の一枚です。)が、地質から見ておそらく新生代になってから、大西洋へ押し出されるようにして進出して行った物なのです。