>>61 続き
Aの北米プレート太平洋沿岸について説明します。
北米プレート太平洋沿岸には、「古太平洋プレート」はありません。
それは、東太平洋海嶺は北米プレートの下にあり、古生代に発散された「古太平洋プレート」は太平洋に発散せず、代わりにロッキー山脈を形成したからです。

つまり、北米プレートが蓋のような役割をし、「古太平洋プレート」は発散せずに北米プレートの下に溜まってしまい、ロッキー山脈を形成したのです。
ロッキー山脈には「火山フロント200kmより内陸部にある。」という、環太平洋火山帯の常識に当てはまらない謎があります。
しかも、「北米プレートに太平洋プレートが潜り込んでいる」という一般的な説に反し、北米プレートには太平洋プレートの玄武岩は見られません。
太平洋プレートは北米プレートに潜り込んではいないのです。
つまり、東太平洋海嶺は先カンブリア期から北米プレートの下に位置し、そして活動して来たのです。
ですから、北米プレートの太平洋沿岸には「古太平洋プレート」は無く、代わりにロッキー山脈が形成されたのです。
説明不足ですが、概要はこのようになっています。詳しい説明は後で行います。