温暖化脅威論の問題点

★1、ありえないほど高すぎるCO2濃度での予測
 CO2が今の400ppmから800ppmになるには 今2ppm/年で増加してる現状が、少し先に10ppm/年とならなければならない。今の消費量で石油天然ガスは50年少し、石炭でも100年程しか採掘出来ない。5倍も消費量が増えるなら当然その年数も1/5になる。
それ以上の採掘にはコストが必要でそれは当然資源価格が値上がりする。
たとえば発電において 石油は既に20円/kWh 石炭は5円/kWhとコストがかかっており、他の自然エネルギーも40円/kWhを数10年のうちに追い越すだろう。
そうなればエネルギー利用の中心はシフトするしかない。今世紀末に800ppmになるというのはありえない設定であり、単にCO2により気温が上がるという思い込みを植えつける為の政治的な数字でしかない。

★2、ありえないほど高すぎる過渡的気候応答
 IPCC-AR5では、過渡的気候応答を1.0〜2.5℃ としてる。 計算してみよう。
 最近100年の気温上昇は 100年で0.7℃程度のペース
 CO2は 50年前に約 320ppmで今約400ppmであるから
 全ての温度上昇がCO2要因としても
 0.7℃/100*50/(log(400/320)/log(2)) で約 1.1℃
IPCC-AR5の全放射強制力増加分とCO2による放射強制力増加分の比 をかけると
0.9℃が、現実から求められる過渡的気候応答であろう。

★3、ありえないほど高すぎる気候感度
 気候感度とはCO2が2倍になって増加する放射強制力3.7W/uの増加で長時間安定させた時に何度平均気温が上がるかであるり、IPCCは平衡気候感度は1.5〜4.5℃ としている。
 真空中の黒体輻射なら15℃付近で
  0.7℃の昇温で3.7W/uの放射量増加
  1.5℃の昇温で8.2W/uの放射量増加 3.7W/uの2.2倍
  4.5℃の昇温で25.W/uの放射量増加 3.7W/uの6.6倍
 こんなふうに僅かの入力が6倍にもなるシステムが長期間安定である筈がない。
 数千年安定していた気候がCO2の増加で温暖化したという説明と相容れない。
 人が耕作を始めてアルベドが高くなっただけで氷期になってしまったろう。