文系にも出来る 現在の気候感度の計算方法

□前提
 ・気候感度とはCO2濃度が2倍になって気温が何度上昇するかの係数である
 ・CO2濃度の影響は対数的である。
 ・現在のCO2濃度は400ppm付近であり、増加率は年 2〜2.2ppmである
 ・過去100年程の年平均気温の増加率は0.68〜0.7℃/100年で近似出来る

□計算方法
 気候感度=CO2倍増時の気温偏差÷log(2)
 co2がx倍になった時の気温偏差 = 気候感度*log(x)/log(2)

 よって現在の 平均上昇率÷ CO2濃度の対数値と2の対数値との比より気候感度は求まる

 代入すれば  0.7℃/100年/(log(400ppm/(400-2)/log(2) = 0.96℃ が
 現時点での気温上昇を全てCO2原因とした場合の気候感度である。

 ただし、これは平衡気候感度ではないので注意