ジョン・ケリー元上院議員・新国務長官はユダヤ系と判明
 
今度アメリカの国務省長官に任命されるのは、元民主党大統領候補のジョン・ケリーである。
彼は、カトリックの信者で、家族もカトリックと信じていた。ところが、曾祖父が南モラビア出身
のユダヤ人で、祖父の時代にハンガリー・オーストリア帝国のウイーンに移住しそこで反ユダヤ
迫害に遭い、カトリックに改宗し、家族の姓のコーヘンから改名してケリーと名乗った。
やがてアメリカに移住し、ボストンに住んだ。祖父は、子供たちをカトリックに洗礼させた。
2番目の子、リチャードが長男で、ジョン・ケリーが生まれた。だから、全く自分のルーツが
ユダヤ系とはご本人も家族も知らないでいた。偶然に次男のカメロンは、ユダヤ系の女性と結婚し、
ユダヤ教に改宗していた。ボストンの著名な弁護士である。だからといって、人種を問題にするわけ
ではないが、ケリーがユダヤ系と分かって、評判になっているだけだ。
イスラエルにとって有利とか不利とかの話もない。ただし、これからアメリカの外交を担う
国務長官のルーツは、知っていて良いだろう。

American people of Czech-Jewish descent