全国知事会議 震災対策強化を
47都道府県の知事らが一堂に会する全国知事会議が19日から高松市で始まり、東日本大震災を教訓に政府に
対して南海トラフを震源とする巨大地震などに備えた対策を抜本的に強化するよう求める緊急提言をまとめました。
全国知事会議は、香川県では初めて高松市で開かれ、冒頭、香川県の浜田知事が「地方にとって真に必要な政策
を実現をしていくために熱い議論がなされ、香川県から、全国知事会としての強力なメッセージを発信することを
願っている」とあいさつしました。
このあと、会議では、地震や津波の防災対策などをテーマに議論が行われ、高知県の尾崎知事が「南海地震に備えて
避難場所の確保などを急がなければならないが、財源が底をつき始めている。国の支援をお願いしたい」と述べるなど
国と地方が一体となって地震や津波対策を抜本的に強化することが必要だとする意見が出されました。これを受けて、
会議では、南海トラフを震源とする巨大地震や津波などに対応した緊急対策を実施し、財政支援制度を創設すること
や地震の予知や観測体制を充実・強化させることなどを政府に求める緊急提言をまとめました。
会議は19日と20日の2日間、開かれ、19日午後は、原子力発電所の安全対策などをテーマに議論が行われること
になっています。