>>379
アエラ 2011年5月30日号 25P〜27P

 「第3の関東大地震とは」

産業技術研究所の宍倉正展(41)さんが、「1000年周期の関東南部沖大地震」、千島海溝超巨大地震を警告

相模トラフの地殻がどれだけ押されて歪みが溜まっているかというデータに注目し、
実際の巨大地震のデータ―より、
ひずみの溜まる量が大きく、
別の巨大地震が起きていないとつじつまが合わない。
外房型の地震が繰り返されるのを究明するため、東日本は西日本に比べて古文書が少ないため、
歴史的記録が残っているのは、「関東大震災タイプ」と「元禄大地震タイプ」の2タイプしかなく、
あとは、地層の痕跡を丹念にたどるしかない。

多くの学者らが軽視し無視してきた、房総半島・外房地域で、
地質調査をしたら、
5300年前と4400年前に、
元禄関東地震(M8.4)に匹敵する海岸隆起の痕跡を見つけた。
つまり、ほぼ1000年周期で、
関東地方沿岸を震源とする、
「M8クラスの巨大地震が起きている」のを発見した。