福岡・天神の一角は13日午後、救援物資を持ってきた数百人の市民であふれた。
支援の呼びかけが「チェーンメール」で広がったためらしい。想定を超える量に対応が追いつかず、現場は混乱した。

支援を呼びかけたのは天神2丁目で会社を営む男性(30)。4月10日投開票の県議選に立候補を表明している。
地震当日の午後8時すぎ、自分のブログに12、13両日正午から午後4時まで、会社で物資を受け付けると書き込み、
ツイッターでも呼びかけた。これが広まったとみられる。

太宰府市の高校2年吉井啓太さん(17)は「友達からメールが来た。カイロやインスタント食品を持ってきた」。
福岡市南区の会社員泉正満さん(39)は「子どもの学校の連絡網でメールが回ってきた」と服などを持ち込んだ。

13日は物資がトラック数台分に。スタッフは「おむつと生理用品、食料品以外は受け付けません」と繰り返したが、
段ボール箱ごと置いて去る人や抗議する人もいた。
車で持ち込む人も多く、周囲で渋滞も。中央署は「何の許可も出していない」としており、会社側に警告した。

同市早良区の男性会社員(56)は「誰が最初に言い出したのか知らないが、計画性がない。ひどい話だ」。
荷物を抱えたまま引き返した。

呼びかけた経営者は13日夕、現場に現れ
「行政では素早い対応ができない。個人でやることに意義がある。間違ったことはしていない」
「物資は市内の倉庫などで保管し、仕分けしてから届ける。今後は受け付けない」と語った。搬送先は未定という。
(新垣亮、小林豪)

asahi.com MY TOWN 福岡・北九州 2011/03/14
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