三陸の市町村はそもそも80年頃のピーク時から20〜40%は既に人口が減ってるわけだ。
今回の災害でさらに人口減は加速するわけで、そもそも大きな投資を新たにすべき地域ではない。
釜石について報道されてたように巨大堤防をたてても海中の基礎は徐々に劣化していったりするわけで
じゃあ大規模な補強工事を50年間隔で実施できるかといって、そんなのいくら金があっても追いつかない。

そもそも津波の被害を受けたのはリアス式海岸に点在するいくつかの湾だけじゃないし、
仙台平野の長大な海岸線をぜんぶ巨大堤防で区切るとかあり得ない。

堤防で防ごうとするんじゃなく、低地は津波に洗われる前提の最低限の構造物だけ残す、という選択しかない。
(流れていいもの、もしくは、絶対に流れない堅固なもの)

まあ発想的には四万十川の沈下橋と一緒だな。