FDM方式でのプリント時間を大幅に短縮するアルゴリズムを思いつきました。(積層厚0.1mmで従来1時間掛かる印刷時間が、理論上15分で済みます)

・積層厚を薄くする目的は、モデル表面の積層痕をより目立たなくさせる為なので、
 積層厚の薄さが必要なのは、モデルの輪郭部のみなので、
 輪郭部以外は積層厚を最大にしても、モデル表面の仕上がりに影響しない。

・インフィル部は、外から見えないので、印刷の荒れや積層の割れが一部で発生しても問題無い。

・印刷の所要時間に占める輪郭線印刷の時間は、インフィル印刷の時間に対して十分に小さいので、インフィルの印刷時間を短縮した方が効果が大きい。

より、
輪郭部のみを積層厚0.1mmで4層印刷する -> インフィル部を積層厚0.4mmで1層印刷する
を1セットとして印刷していけば、全体を積層厚0.1mmで印刷するよりも印刷時間を大幅に短縮できるはず。

また、その発展として
・ノズルを輪郭用(通常のノズル)と、インフィル用(直径1.5mmのノズル)で別途用意する。(デュアルヘッド機種の場合)

これならば、輪郭0.1mm、インフィル1mmの組み合わせで、理論上は1時間が6分にまで短縮できるはず。



検証・実験するにはスライサーのソフトウェアを自作するしかないので難しそうですが。