フォノイコライザーを計画してるんだが、こういう特性を持たせたいが、どう作ったらいいか分からない。
https://i.imgur.com/rJfR5F5.png
今はパソコンに取り込んだ音源を使ってソフトウェア(Audacity)でイコライジングしてカーブを試してるんだが、
この特性が無いとダメなレコードがある。画像はAudacityでのイコライジング特性表示の画面で、特性データは
Audacityの付属ファイルで出回ってるものを表示させてる。
このカーブは何かというと、初期のWestern Electricのコンデンサーマイクは3kHzくらいにピークを持っていて、
それを使って収録したレコードにはそのピークがそのままカットされていて、普通にイコライジングすると
キンキンした派手な音になってしまう。その解説はこのPDFにある。
http://audacity.xmission.eu/Early_Western_Electric_Characteristic.pdf
このカーブは面倒なので、上のPDFで引用されているWireless World, Feb. 1940, p. 143の記事では、
高域にロールオフ特性を持たせて減衰するようにすれば良いと書いてあるが、実際やってみるとキンキンな感じを
残したまま高域のレベルが下がるだけになってしまうようで、ピークをちゃんと補正した場合のような
音のバランスにはならない。
まあ、パソコンに取り込んでイコライジングすれば聴けてるんだが、普通にレコードをかけてその場で聴くためには
この特性のイコライザーが無いといけないが、低域のターンオーバーはともかく、2.9kHzのところの凹みを
どう作ったらいいかわからない。

グライコを使うしかないかな・・・